三重県神島は伊良湖水道ど真ん中だけあって釣り天国

「神島」釣りの楽園。

三河地方に住む方、近辺に住む方、多くの釣り人が聞く島ではないでしょうか。

それもそのはず、伊良湖水道ど真ん中にある有人島で魚影がめちゃくちゃ濃い。堤防から80cm近いマダイが釣れたり、1mを超えるブリが釣れたり、最高の釣り場所です。

 神島いくっていうのも行き方も分かんないし、ポイントも分かんないし。

 

 

 

興味はあるけど、行ったことない人・興味はあるけど中々踏ん切りつかない方いるんじゃないでしょうか?

この記事を読むことで釣り場の情報が知ることができ、釣果に繋げられるかと思います。是非、参考にしていください。

この記事の信憑性

・神島釣行回数は2018年で15回。

・神島に宿泊して1日かけて調査したこともあります。

・釣り好き友人と共に実際に現地に行き、情報収集しました。

・神島に住む船長に情報提供をお願いしました。

神島情報をまとめるのにあたり、まずまずの信憑性はあるんじゃないかなと思います。

神島は釣り天国

年中を通して魚影が濃いです。簡単、楽に行ける離島と呼べます。

私が初めて神島に行った時にも、開始僅か30分足らずで34cmのカサゴを釣ることができました。

友人は1m程度のクロアナゴを釣ったり。

近くの釣り人ではマダイ、ぶりと大型の魚も釣れています。

また、シーズンでは尺アジが数十匹釣れたり。

まさに釣りの天国とも言える神島。

神島の釣り場ポイントからお伝えしていきます。

神島釣り場ポイント「大堤防」

一番釣り人が賑わうポイントで通称:大堤防

写真中央のフェリー乗り場から近くの人気のポイントです。フェリー乗り場にはトイレがあり、フェリー乗り場の近くには食事処(※後述。ここにしかトイレはありません)もあるので、初めての方はこの堤防が最もオススメのポイントです。道具、しかけ次第でどんな魚種でも狙うことができます。

実績もたくさんあるポイントで数を狙いたい、大型魚を狙いたい、なんでも良いからとにかく釣りたい!ならこのポイントで間違い無いです。

実際に見た、釣った、などの実績のある魚

  • 64cmの真鯛
  • 94cmののブリ
  • 45cmの黒鯛
  • 65cmの黒アナゴ
  • タコ
  • 34cmのカサゴ
  • 35cmのアジ

特に根魚達の宝庫で最近流行りの穴釣りも楽しめます。

大物を狙うのもよし、小物を狙うのもよし、何をするにも楽しめるだけあって一番の人気の釣り場になります。

足場もしっかりしているので、安全な分類だと思います。

ただし、風が強い時や海が荒れている時は外洋からの波が堤防を打ち付け飛沫を受けます。雨が強い時などはレインコートを持っていく対策をするのがオススメです。

堤防から海面までの高さは5m強

満潮、干潮の程度によっても変わりますので一概に言えませんが、タモは5mはあったほうが無難です。

私はダイワランディングポールⅡの6mを持っていきます。

神島釣り場ポイント「小堤防(南堤防)」

大堤防の次に人気があるポイント通称:小堤防(南堤防)です。

フェリー乗り場の近くに位置することや、アジなどの回遊があること、遠投先の砂地(沖堤防方面)で星カレイが釣れるなどでこちらの釣り場を選ぶ方も多いです。

こちらも足場はしっかりしており、安全な分類です。

写真からみて右側の漁船近辺の水深は5m〜10m程度。

▲南堤防を陸側から撮影

船がある方面ではサビキ釣りはアジング、メバリングで人気のポイント。底室は砂と所々のゴロた。丁寧にボトムを探れると一般的な小物のカサゴ、メバルなどがすぐさま釣れます。神島だけあってそれら小物でも大型が食ってきます。

南堤防全体の写真から見て沖堤防側に遠投することで真鯛や星カレイを狙ったりできます。

大堤防側に面した釣り場が潮通しがよく人気の釣り場になりますが、潮が速く仕掛け次第では釣りにならないこともあります。

この潮が速いことを利用してベイトを捕食するシーバスが回遊するポイントでもあるので、ルアー釣り、泳がせ釣りでも人気のポイントです。

シーバスは特に実績が高く回遊のタイミング、朝まずめ、夕まずめは大型な魚を狙う方が集まります。

神島釣り場ポイント「アセガミ」

堤防から西側に少し歩いたポイントになります。

少し沖のほうに出っ張っており、先端は潮通しが良いので良型のスズキなどか釣れます。このアセガミの裏側は海藻が多く、クロダイの産卵場所にもなっているため、春の産卵時期で良型のクロダイを狙ってみたり、アイナメを狙ってみたりするのも良いかもしれません。

それら海藻類にはアオリイカの産卵場にもなっており、堤防とちょっと違った種類の魚が狙えます。

昔は渡し船でないと行けない沖堤防としてのポイントだったのがテトラを積んでくれたおかげで陸続きになりました。

魚影の濃さ、スレていない、普段釣れない魚も釣れる、など魅力もいっぱいあるポイントではありますが非常に危険を伴いますのでオススメはできません。

  • テトラの上を歩かなくてはならない
  • 断崖絶壁を登らなくてはならない(他に道はない)
  • 大荷物は持っていけない。

断崖絶壁を登るのには先人が残したロープ頼み。

そのロープも経年劣化でボロボロになっています、。いつ切れてもおかしくない状況。

断崖絶壁は目測、ほぼ直角。高さは5m〜10m程度。

そんな断崖絶壁を大荷物を抱えて登るのはリスクと利益を考えると、私は絶対にオススメできません。

断崖絶壁を登らない道はありません。海の中を通るなんて危険すぎるし、陸路は写真にあるだけです。

神島釣り場ポイント「洞窟前」

磯釣りポイントです。

島の南にいくと弁天崎という岬があり、そこにある洞窟前がポイントになっています。狭い岩場を歩くので、波が高い時などは危険が伴いますので、初心者はオススメできません。しかし、人が入っていないだけあって良型の魚に触れるチャンスが多くあります。

ここで狙うべき魚は

・クロダイ、シーバス

大型魚が多く住んでおり魚影も濃いと有名ですが、磯釣りポイントで大型魚を「狙う」となるとやはりクロダイ、シーバスになるみたいです。

私は危険な場所は誰かと同行するため一緒に入れたことはありませんが、ここに通う方からはボウズなしのいい思いができるよって話は聞いたことがあります。

神島ポイント「神島小学校裏」

神島小中学校の裏にある岩場です。島の南東辺りにあるスポットで、二、三人ほどしか入れない釣り場で、水深が浅いので満潮前後でないと釣りにくいスポットでもあります。

先ほどの神島ポイント「洞窟前」に通う先輩から教えてもらいました。

私は行ったことがありませんが、洞窟前に比べると安全。とのことでした。

洞窟前、神島小学校前に共通するポイントがあるようです。

洞窟前、神島小学校裏ポイントに共通することは

荷物を持って神島裏まで歩く、運ぶのはかなり大変。移動時間で往復1時間とか取られちゃう。ボウズだった時は目も当てられない。

大型魚が釣りやすいのは確かだけど、リスクも伴う。ある程度釣りに慣れて、自分のしたい釣りができてから行ってみたらいいんじゃないかな。

通っているおじさまからのアドバイスはおそらく正しいのでしょう。私はまだ、この二つのポイントは未開。

神島大堤防一帯の釣り場情報

アオリイカの産卵の時期である春や、春生まれの子が少しずつ大きくなってきた秋。一年のなかで春と秋がイカ釣りシーズンと言えます。春、秋、ともに藻場にイカが集まりやすいと言えます。

緑色で囲ったところに藻場があります。イカを狙う時の一つ目安として藻場を狙ってみるのも手かもしれません。

また、紫色のところに沈み瀬があります。魚は障害物に身を寄せる修正がありますので、瀬を狙うのも一つ手かもしれません。

最低でも40g以上のジグでないと沈み瀬までは届かないです。距離にして30m〜50mでしょうか。堤防上からの遠投になるため、その分飛距離も必要になります。遠投性能のあるタックルで狙うのがオススメです。

そして、潮が非常に早いため、根掛かりもしやすいといえます。

神島水深などチェック!

  • 堤防全体の水深は10m程度
  • 堤防基礎は5m程度続いている。
  • 遠投する場合は地磯30〜50m。
  • 遠投する場合は50m以降は砂地

仕掛けの参考、狙う対象魚の参考になれば幸いです。

神島慣れない方が行くなら絶対大堤防がオススメ

神島に慣れない初心者、行ったことがない方が行くなら初めは大堤防が一番おすすめです。

  • 足場が整っていて安全です
  • 神島の特徴(潮が早いこと、水深が深いこと)が分かり、次へ活かすことができます
  • 堤防内は広いので仕掛け次第ではどんな魚でも狙えます
  • ボウズ逃れの穴釣りが無限にできます

こういった理由で初めての方は大堤防で、創意工夫をしながら釣りをするのをお勧めします。

足場が整っている

転落、荷物の落下、釣りには様々なトラブルがありがちですが足場が整っていることで危険を減らすことができます。慣れない土地に釣りにするだけでも精神的負担は大きいもの。

足場の整った釣り場で、いろんな釣りを楽しむのもいいかと思います。

神島の特徴がわかる

神島は伊良湖水道どまん中に位置する島なだけあって潮の流れが非常に早いです。

遠投仕掛けの重りならスパイクつきのものでなければならないくらい。行ってみなくてはならない特徴を知るためにも、まず大堤防から釣りをするのをオススメします。

どんな場所でも通ってみないと分からないことが沢山あります。

潮の流れがどうとか、海底のストラクチャーがどうとか。

釣り場の情報を知るためにも、まずはオーソドックスな大堤防から行くのが良いと考えます。

仕掛け次第でどんな魚も狙える

実際に行った釣りのスタイルは、穴釣り、ルアー釣り、フカセ釣り、投げ釣り、などなど。

数え上げればキリがないですが、様々な釣り方で楽しむことができます。釣りにはいろんな釣り方がありそれぞれに魅力があります。

私のよくやる神島の楽しみ方としては一挙両得、ボウズ逃れ方!

私スタイル神島満喫コース

①泳がせ釣りで大物狙い続ける

②穴釣り専用コンパクトロッドで小物(とは言え大物もヒットします)狙い

③パックロッドでルアー

④投げ釣り、ぶっ込み釣りで何かを期待する

ルアーゲームと穴釣りは同時進行することはできませんが、泳がせ釣り、投げ釣りでは同時進行可能です。

これら何でも贅沢楽しみボウズ逃れで楽しんでいます。

穴釣りオススメロッド

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ルアー釣りにパックロッドオススメロッド

泳がせ釣り、フカセ釣り、ぶっ込み釣りなんでも餌釣りロッド

なんでもできるからこそ、キャリーは必須

大堤防もフェリー乗り場から徒歩で10分はかかります。

そして、多少なりとも段差があります。

大荷物を抱えて移動することを思うとキャリーを用意することをお勧めします

大堤防では広い堤防のため少し場所を移動すれば、少し仕掛けを変えれば、狙える魚が変わります。限られた時間の中、無駄足にならないためにも大堤防内でポイントを探した方がよいと考えます。

遠征となると沢山の道具になりますよね。沢山の道具を運ぶとなるのは重労働。まして慣れない場所で手探りの釣りの中、歩き回るのは大変です。荷物を運べるキャリーを用意すると移動も苦痛も少なくできます。キャリーを用意する事をお勧めします。

なので、足場がしっかりしている「大堤防」での釣り場がおすすめです。

穴釣りの宝庫、ボウズ逃れは絶対

神島大堤防は巨大なテトラが山積みです。

堤防一帯がテトラに覆われているため穴釣りをしたい人には最高の釣り場ではないでしょうか。

大の大人が目一杯手を広げても届かないくらいの大きなテトラがあります。

▲堤防左右に広がる、一面のテトラポット。

隙間に仕掛けを落とすだけで魚が釣れる「穴釣り」は坊主逃れに必須。基本的に穴釣りロッドはコンパクトですが、コンパクトになる穴釣り仕掛けがあると便利。例えばそう

  • 大物を狙っているのにボウズをくらいそう
  • 待つ釣りばっかりで飽きてきた
  • 魚のあたりを持って癒されたい

釣り人にはこんな思い該当しませんか?

決して高価な高価なものではありませんので、神島行くなら穴釣りロッドは用意しておくことをオススメします。

プロマリン 極光テトラDX 110H 振出穴釣り竿 40%OFF

最近流行りのジャッカルから販売されたエッグアームと、上と同じ商品と神島で数日連日に渡り、どちらが神島で向いているロッドか試しました。

結果、先述した商品がオススメですのでご確認ください。高い買い物でないので一つ持っておいて損はありません。

フェリー乗り場近辺情報

フェリー乗り場には待合所があり、唯一の公衆トイレがあります。トイレは旅に大事なポイント。写真付きでお伝えします。

▲フェリー乗り場待合所の雰囲気

こじんまりとしたサイズ。待合所広さは12畳程度。

ベンチが設置されていますが、待合所で座れる人数は10人満たないかと思います。

▲トイレは一つ。和式オンリー。

和式便器でありますが、非常に清潔に保たれています。

大堤防先端の灯台からフェリー乗り場まで10分の距離です。

神島行くためのお役立ち情報

神島へは定期船が出ています。出航場所は本州からは二箇所のみ

神島への出航箇所は二箇所

・愛知県は伊良湖

・三重県は鳥羽

この二箇所以外で出航はしていません。その他運行は島間の運行をしています。

愛知 伊良湖より船で15分 片道1400円

三重 鳥羽より船で40分 730円

 

・下記写真を参考にして下さい。/box]

また、海が荒れている時は欠航となります。港に行く前に、状況を確認すると「港についたはいいが、出港しない」なんて悲しい思いをしなくて済みます。

▲欠航時は釣りにならないくらい。神島近辺では釣りにもならないくらいなので諦めた方が良いです。

  • 出航か不安があれば船長直通電話で連絡するのも手!

▲神島出航の船長携帯電話も記載あります。

まとめ

神島は魚釣りをやる人は天国とも言える場所。魚の種類も多く、魚の数も圧倒的に多い。家の近場でなかなか魚に出合えず「ここに魚いるの?」と疑問に思うこともあるでしょう。とするならば、船代を出してちょっと遠征してみてはどうでしょう。魚影も濃く、大物もすぐそばにいます。夢が広がる楽しい釣り場の「神島」是非行ってみましょう!

お願い

釣り場は綺麗に保つようにしてください。人が集まれば集まっただけ、ゴミも増え地元の方の不満は当然ながらたまります。マナーが悪いと釣り人の印象も悪くなります。関係者様の好意で釣りをさせてもらっているという自覚を持って、節度ある大人の対応で楽しむようにしてください。

3 Comments

水谷繁雄

神島での釣り場の魅力が良きわかりました ありがとうございました。 私はグレが釣っても食べても大好き人間です。夏から秋に今切れ口のバイパス下で緩い潮の時浮きや夜の青虫の感釣りで楽しいんでます。20~センチ台のものです。神島でやってみたいと思います。

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水谷繁雄

神島で一度グレ釣りしたいと思っている高齢者です。
今は夏から秋に今切れ口のバイパス下で緩い潮時にやっています。
神島でも釣りしたいと思っています。教えてください

返信する
ともよ

神島でのグレ釣りは経験はないので、間違いない!情報ではありませんので惡しからず…。まず、フカセ釣りは可能です。T字堤防、灯台近辺やテトラL字の角などで行ってきました。チヌを狙って40オーバー、年無しも混ざって爆釣した経験はあります。ただ、残念ながら大物と呼べるグレは釣ったことはありません(30cm程度だったかな…と思いだしました)。今切で行なっている位なら潮の交し方もある程度可能なのかな、と想像します。そういう意味では、神島でのグレ狙いは出来るかと思います。注意願いたいのは、神島は『潮が早い、足場が高い』ですのでご注意くださいね^^

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