日常診療におけるノイエスの見つけ方〜学会発表〜論文を作成する方法まで

学会発表とか、論文作成とかどうしたらいいの。

なにそれノイエス

こんな質問をざっと解決していきます。

 

ノイエスとは新しい発見のこと

ノイエスとはドイツ度で新規性、新しい発見を指します

ノイエスとはNeuseと書きます。

若手医師は常にNeuseに囲まれているはず。若手看護師も同様。そして、そのNeuseを追求することがその人の力となります。

新規性、新しい発見を指しているので、Neuseのない症例は存在しません。

Neuseを見つけたら、それをとことん追求する。

あなたの感じるNeuseを見つけ、学習をしそこにオリジナリティがあれば学会発表、論文作成へと至ります。

論文作成のススメ

世の中に経験したNeuseを伝える。

市中病院に勤めているということは様々な役割があります。

患者を診察している医師にとって、お世話をしている看護師にとって発信することは役割の一つ。ただし、従来の知見を知っていなければ何がNeuseかは分からないし、気づけもしない。

つまりやらねばならないことは臨床の力を磨くこと。

学習を続け、Neuseを発見していくことが臨床での力を伸ばします。そして、そのNeuseを論文にすることでさらに臨床での磨きがかかります。

論文にすることで臨床力の磨きがかかる

論文にすることで、論文の中で足りなかったところに気づかされ、次の臨床に行かされる。論文作成は学会の発表よりもはるかに緻密さが要求されます。

その緻密さが要求されることで、後輩指導に役に立ちます。

エビデンスを持って、権威性を持って話ができる人間力は掛け替えのない力といっても過言ではありません。

キャリアップにつながっていくため論文作成は積極的にやっていくことが望ましい姿です

キャリアアップにつながる

Researchmap における業績欄(科研費)、留学する際のCV(履歴書)などなど。

何もないと、これまで何もやっていないのか、何もできないのかという目で見られてしまう非常な現実があります。キャリアップを考えた進学でさえも拒まれることは普通にあり得ます。

論文を書くことは、自分のキャリアップに直結します。

実際にあった事例でいえば、同領域の論文を複数Publish→講演やReview、関連雑誌の査読を依頼される。

ほら、論文を書くだけでもこんなにも副産物が生まれるため論文を書くことが非常に有意義なのです。

Neuesが見つかったら

まず調べてみる(Pubmed、医中誌)

この調べることがとっても大事。世界中のどこかで、同じような症例で、同じように困っている医療者が過去に存在する。調べば先人たちの歩んできた功績、実績を知ることができる。それらを知ることは、疑問の解決に直結する可能性が高いです。

では、何も分からなかったら、何もひっかからない時はどうしたら良いのか。

この何も分からなかった時、その時が学会発表、論文作成を実践するチャンスです。

協力を求める

研究〜学会発表〜論文作成は一人では数にも質にも限界があります。

研究の吟味、遂行と論文を作成する上で適切な指導をいただく教授、部長をはじめとした医局員の先生方、ご協力をいただく共同研究者(コメディカルの方々も含む)、研究を実践してくれる後輩、などなど多くの協力が必要です。

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