cmH2OとmmHgを変換する

看護師として働いていると、馴染みがある単位ですよね。

圧バッグを使った単位ではmmHgなのに、生食を使ったマノメーターを採用している施設ではCVP測定ではcmH2Oであったりと、様々な単位がごちゃごちゃになっていませんか?

よくある間違え

・圧バッグを接続してCVP測定をしているのにcmH2Oで記録をしている

・生食を使ったCVPマノメータを使用しているのに、mmHgと記録をしている

単位が違うので、しっかりと理解して記録をしないと大きなインシデントとなりえます。

mmHgとcmH2Oを正しく使い分け、自由に変換しあえていますか?

本記事ではmmHgとcmH2Oを変換する疑問を解決していきます

cmH2OとmmHgを変換する

mmHgとは水銀柱の重さでの単位になります。

cmH2Oとは水柱の重さでの単位になります。

水銀は水にくらべ質量が13.6倍重いことが分かっています。ということは

単純な公式
1mmHg=13.6cmH2O

であるわけです。

10mmHgであるならば、13.6cmH2Oと変換できます。

重さの違いは密度の差

水銀の密度は13.546g/cm3

水の密度は1g/cm3

つまり、水銀の方が重く、水銀柱を水柱に置き換えると13.6倍の高さが必要になります。

mmHg=13.6cmH2O

1/13.6mmHg=1cmH2Oです。

あとは比の式に当てはめて考えれば何も難しいことはありません。

比例式とは比に関する等式です

A:B=x:y

知りたい数値について代入して計算すれば何も難しいことはありません。

ご理解いただきたいポイントは

水銀は水に比べて13.6倍重い

ということになります。

MEMO
物質の重さは原子核と陽子と中性子で司っています。水銀ではそれらが大きいだけでなく、マイナスの電子も沢山存在するため、質量が重くなります。

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